膠原病の初期症状と検査
膠原病の初期症状と検査ですが、膠原病の病名は原因不明の複数の病気に対する考え方で実際には病名ではありませんから、膠原病という病気という言い方は正しくはありませんが、便宜上、ここでは膠原病はある特徴を持った病気の総称であると考えてください。
膠原病はあまり耳慣れない症状ですが、実は非常に身近な症状であり、誰もが突然患ってしまう可能性のある症状で、原因が不明な場合が多く、今もってなぜ
膠原病になってしまうのかは分かっていない状態ですが、膠原病を発症してしまうメカニズムは徐々に分かってきており、自己免疫疾患とも呼ばれる由縁となっています。
膠原病については、免疫について知っておく必要がありますが、生物の体の中には免疫と言われる外敵の侵入から身を守るための防衛システムがありますが、風邪のウィルスやその他ウィルスなどから身体を守るために機能するもので、膠原病は自分自身を外敵から防衛するシステムである免疫そのものが、何らかの原因で自分自身を傷つけてしまう症状なのです。
膠原病の症状のひとつでよく知られる症状に、慢性関節リウマチがありますが、リウマチは、何らかの原因で自らの免疫機能により関節部分を攻撃してしまう症状で、関節が痛んだり変形したりしてしまう病気です。
慢性関節リウマチのように、免疫機能によって攻撃をする部位によって病名も変わりますし、全身を攻撃してしまう場合は、全身性エリテマトーデスになりますし、皮膚や筋肉が攻撃してしまう場合は皮膚筋炎、皮膚を中心に攻撃してしまう場合は全身性強皮症となります。
膠原病の症状を発症した場合は、初期症状である程度の判断をする事もできる症状で、発熱や咳、関節痛、湿疹、腹痛、倦怠感、こういった風邪の初期症状と類似したものが1ヶ月近く続く場合などに、膠原病の初期症状を疑う必要性があります。
膠原病の初期症状で注意が必要なのは、自己判断でそのうち治ると思わずに、まずはしっかり医師の診察を受けておくことが必要で、風邪であればいいのですが、診断の結果、膠原病と診断された場合は出来るだけ早く治療を行うことが重要です。