膠原病の初期症状と検査

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膠原病の生体検査

膠原病の検査で生体検査というものがありますが、病院で行われる検査の中では、あまり耳慣れないのが生体検査ですが、膠原病の症状の疑いがある場合には、検査の一環として生検を行うことが多くなっています。

 

膠原病の通常の検査であれば、症状や病巣部分の特定は血液検査、画像検査を組み合わせることである程度行なう事が出来ますが、生体検査は症状の進行状況などを調べたり、診断を確定したりする場合に用いられる場合がほとんどです。

 

膠原病の検査で行われる生体検査は文字通り生体から採取した細胞を検査することでより詳しい状況を把握するために行う検査で、具体的には、膠原病によって湿疹が出た場合などに皮膚の一部を切り取り、切り取った皮膚を詳しく検査することで膠原病の進行状況などを知る事が出来ます。

 

膠原病の症状には、皮膚に症状が出る場合が多くありますが、全身性エリテマトーデスのように、皮膚筋炎も強皮症も皮膚の生体検査を行って、真皮に膠原線維の変化が見られるかどうかを確認することで、診断が確定することができます。

 

膠原病の生体検査は、外来でもすぐ出来る検査方法ですし、全身性エステマトーデスの場合は、尿検査で異常が出る事があり、尿検査の場合には腎臓が炎症を起こしている可能性があるため、腎臓の炎症の程度を調べるために細い針を刺して腎臓の組織を採取し、炎症の度合いを調べる方法を腎生体検査といい腎生検は、少し大掛かりなものになります。

 

腎臓の生体検査は、事前に撮影したCTの画像で、腎臓のどのあたりに針を指すのかを決めて、位置を確認してから超音波で腎臓の深さを確認しながら検査しますが、実際の腎臓の組織を採取して、具体的に症状の度合いを調べることが出来るため、膠原病の治療方針などを決める指針となることが生体検査のメリットでもあります。

 

膠原病の血液検査画像診断検査は主に臓器に関係した検査ですが、生体検査の場合には皮膚に症状が出る膠原病には欠かせない検査ですし、膠原病には様々な種類があり、症状も個々で少しずつ異なってきますので、病名を特定するためにも様々な検査を行なう必要があります。

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