膠原病の検査
膠原病の検査ですが、一言に膠原病と言っても、膠原病の種類は多く一言に語れるものではありませんが、膠原病に共通しているのは、身体内の免疫機能に異常が起こり、自分自身の身体を攻撃していると言う点にあります。
自分を守るための機能であるはずの免疫機能が、自らを攻撃してしまう結果、膠原病の症状を発症してしまうことになりますので、膠原病かもしれないと感じた場合には、病院で検査を受けることになりますが、膠原病の検査にも様々なものがあります。
膠原病の検査で行なわれるのは、主に3種でまず一つ目の方法は血液検査ですが、膠原病の血液検査は、血液中の白血球や赤血球、血小板の数を調べる検査や、CRPと言われる血中の免疫に大きく関わるたんぱく質を調べる検査、自分自身を攻撃している抗体を調べる自己抗体検査があり、いずれも血液検査で調べるもので、少量の血液で症状の情報が判明します。
膠原病の検査の二つ目は画像診断検査で、X線検査は誰もが知っている画像検査の一つですが、レントゲン検査を始め、CTやMRIなどで体内の状況を把握するために画像診断を行っていき、膠原病の場合は、身体内のいろいろな臓器が炎症を起こす場合が多く見られた場合には、画像検査でその状態を確認することが診察をする上で必要になってきますが、X線検査の他、超音波検査も画像検査の一つになりますし、比較的肉体的な負担も少なく、診断に大きく役立つ検査です。
膠原病の検査の三つ目は生体検査と言われる検査で、湿疹が出ている場合などに皮膚の一部を切除して病理検査を行い、詳しく診察する検査方法で全身性エリテマトーデスの場合には、腎臓の生検をする場合が多いです。
膠原病での医療関係者の多くの意見では、膠原病は疑いを持ったら検査を怖がったり面倒臭がったりせずに、早めに診察を受けることが重要で、早期発見で後遺症のリスクを低くし、普通の生活を続けることも出来るようになる可能性が格段に高くなりますが、逆に発見が遅くなれば症状が進行し、治療も長引き命に関わることも少くありませんので、膠原病の検査は重要となってきます。