膠原病の初期症状と検査

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膠原病の初期症状(湿疹)

膠原病の初期症状で湿疹が表れる場合がありますが、膠原病の症状の一種に全身性エリテマトーデスという症状があり、あまり聞かれない病名ですが、膠原病の一種でリウマチなどと同様に免疫機能が異常を起こした結果、発症する症状です。

 

膠原病の症状のひとつである全身性エリテマトーデスは、全身性ですので症状は全身に起こり、異常を受けた箇所によって症状もかわってきますが、全身性エリテマトーデスに共通している初期症状は、蝶型紅斑と言われる顔に出る湿疹があります。

 

全身性エリテマトーデスの初期症状は発熱、関節の痛みなど他の膠原病と同様の症状を見ることが出来ますが、発熱や関節の痛みのほかに皮膚の症状に湿疹が伴う特徴的があります。

 

全身性エリテマトーデスで表れる初期症状の蝶型紅斑とは、鼻の部分を挟んで両方の頬に蝶が羽を広げているかのような形をした赤い湿疹で、湿疹が出る場所が顔や耳、首などが主で、紫外線などの外的な刺激でひどくなることから目につきやすいため、10代の多感な時期の女の子が蝶型紅斑の症状で入院していたことがありましたが、容赦なく顔に紅斑が広がり、とても気の毒だとスタッフで話していたこともあります。

 

膠原病の初期症状で、全身性エリテマトーデスの他に湿疹が見られる症状には、乾癬性関節炎やサルコイドーシス、シェーグレン症候群、成人スティル病などの症状があります。

 

乾癬性関節炎の場合には、もともと皮膚に乾癬様の症状があるのですが、乾癬様の症状の他に湿疹が混在することがありますので、子どもが乾癬性関節炎の症状になった場合は、初期症状では皮膚の症状が現れにくい傾向があります。

 

サルコイドーシスの場合は、初期症状は無症状である場合がほとんどで、他の症状で診察を受けた際にたまたま見つかる場合が多い膠原病で、サルコイドーシスの症状で見られる湿疹は痒みを伴いませんが、赤く目立つことで知られます。

 

シェーグレン症候群は、目や口の渇きが特徴的な症状で、皮膚も乾燥気味になっていくために、湿疹が見られることがあります。

 

成人スティル病は、原因が不明の高熱が長期間続くことで見つかることの多い膠原病で、かゆみのないピンク色の湿疹が腕や胸部に見られます。

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